処遇改善等の情報

介護職員の働きやすさ向上への取り組み

【第1章 採用と定着を促すための活動】

法人理念に基づく質の高いケアの実践と推進体制

株式会社さわやかライフは、 「明るく・元気に・倫理高く」をモットーに、「ほっとあんしんケア方針 十か条」に基づいた利用者本位の質の高いケアを、すべての活動の中心に据えています。この理念と方針はすべての事業所に掲示され、職員が目指すべき指針としています。

【理念を実践するための推進と評価の仕組み】

  • 施設長会議での定期的な実践確認:全施設の責任者が集まる施設長会議を定期的に開催し、法人方針の実践状況を共有・改善しています。
  • 経営層によるキャリア面談と評価への反映:管理者や社長が定期的に個人面談を実施し、理念の実践状況や業務遂行能力などを確認。この結果は、昇給・昇格などの人事評価に反映されます。

幅広い採用と未経験者・無資格者への支援体制

他産業からの転職者・主婦層・中高年齢者など、経験や資格の有無を問わず多様な人材を積極的に採用し、介護人材の確保に努めています 。

1.多様な人材の積極的な採用

多様な価値観や経験を持つ人材が「明るく・元気に・倫理高く」取り組むことが、より良いケアサービスにつながると考え、通所介護部門では介護業界が初めての方や無資格者も積極的に採用しています 。

2.未経験者・無資格者の育成支援

未経験者には、介護職員初任者研修の受講支援(シフト調整等)を実施 。キャリアアップ規程に基づき、資格取得後の昇給やキャリア形成の道筋を明確にしています 。

【第2章 成長と資格取得を支援する仕組み】

資格取得への手厚いサポートと研修支援

介護福祉士取得に必須となる実務者研修の受講支援を積極的に行っています 。

1.受講費用の補助

実務経験が3年以上の介護職員が実務者研修を受講し、ハローワークの制度で受講費が支給されない場合、会社が補助金として費用を支給します 。

3.資格取得を通じた公正な評価と処遇改善

通所介護部門のパートタイマーが介護福祉士などの資格を取得した場合、基本給(時給)を改善します 。正社員には資格手当を支給し、資格取得は主任や部長など上位職位への昇格条件にも位置づけられています 。

研修実績と資格が昇給・昇格に直結する評価制度

職員の成長意欲と努力を公正に評価し、処遇に反映するキャリアパス制度を設けています 。

1.資格取得による処遇改善

介護福祉士などの資格を取得すると、資格手当の支給や基本給(時給)の引き上げなど、給与面での待遇が直接向上します 。

2.人事評価との連動

研修受講実績や習得した専門知識・技術は、昇格・昇給の判定基準である「業務遂行能力」や「専門知識・技術」の項目に反映されます。 定期的な個人面談の結果が、主任・部長など上位職への昇格決定に結びついています。

【第3章 多様な働き方と仕事と家庭の両立支援】

ライフイベントに応じた休業制度と両立支援

法令に基づく育児・介護休業制度を整備し、取得を積極的に推進しています。 管理者が個別面談や声かけを通じて状況を把握し、「無理なく働ける環境」の維持に努めています。

柔軟な働き方の実現と正社員へのキャリアパス

パートタイマーから常勤ヘルパー、正社員へとつながる明確な転換制度を整えています。 柔軟な勤務シフトの導入や有給休暇取得の推進など、一人ひとりの働き方を支援しています。

計画的な有給休暇の取得推進

職員が心身ともに健康に働けるよう、有給休暇の計画的な取得を推進しています 。管理者が取得状況を定期的に確認し、特にパートタイマーには個人面談を通じて取得方法を個別に案内しています 。

【第4章 健康維持と安全な職場環境づくり】

身体の負担軽減と健康管理

職員の健康を守ることを基盤とし、腰痛予防を目的とした研修を全事業所で毎年実施するなど、身体的負担の軽減に努めています 。

安全体制の確保

事故やトラブル発生時に迅速かつ適切に対応できるよう、対応マニュアルの作成や緊急時の連絡体制の明確化など、安全・安心な職場づくりに向けた取り組みを継続しています 。

【第5章 ICT活用による業務効率化】

生産性向上のための体制構築

各施設長を中心に「生産性向上委員会」を設置し、厚生労働省の「生産性向上ガイドライン」に基づき、継続的な業務改善活動を行い、職員がケアの本質に集中できる環境づくりを進めています 。

現場の「困りごと」の可視化

生産性向上委員会では、職員の日常業務における課題や不便を洗い出し、「見える化」を実施しています。現場の声をもとに課題を整理・共有し、具体的な改善策へとつなげる仕組みを整えています。これにより、小さな気づきを職場全体の改善へと結びつける風土を育んでいます。

ICT機器の導入による負担軽減

介護記録ソフト、加算関係の処理ソフト、訪問介護ソフトなど複数のICTツールを導入し、情報共有をスムーズにし、事務負担の軽減とミスの防止を図っています 。これにより、職員がより利用者様に向き合う時間を確保できる職場環境を目指しています 。

【第6章 モチベーションを高める取り組み】

理念と実践の連動、質の向上

経営理念と利用者本位のケア方針について定期的に学ぶ機会を設け、理念に基づいたケアが現場で実践されているかを確認・共有し、質の向上と法人全体の一体感の醸成につなげています 。

やりがいと感謝の共有

ケアの好事例や利用者・ご家族からの感謝の言葉を大切にし、全事業所に共有しています 。これにより、働く喜びとやりがいを感じられる職場づくりを進めています 。